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「骨と血で生き直せる」

4月2日(土) 讀賣新聞・朝刊「3・11」からの復興 論点 スペシャルより
(玄侑宋久さん/住職・芥川賞作家)

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東北地方の被災地で生き残った人々は、例えて言えば、服を脱がされ、皮膚を破られ、肉も断たれ、されど骨はあるという状態だ。服の柄とか、肌の手入れとかにこだわっていた以前の自分がばかばかしくも思えるだろう。ともあれ、服や皮膚や肉に関するものが全部吹っ飛んだ。
骨以外のすべてを剥がされてしまったのは、実は被災者だけにとどまらず、日本全体である。これまで大事だと考えていた物事があっさり崩れている。
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人間の死に「死に甲斐」があるとすれば、「その人の死によって周りがどれだけ変わったか」という事以外にはない。今回、これだけべらぼうなことが起きた。骨だけを残して、肉など外側ものはみんな変わっていくというくらいの価値観の転換が起こるべきだし、起こるだろうと思う。(私:これって、Anicca vata sankara!?)
人間は、骨があって、周囲の人との心のつながりに血が通えば、生きていける。

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